日中はすっかり暖かくなってきたこの時期に、待望の大島紬プレミアムサーモジャケットが届きました。もうシーズン的にプレミアムサーモジャケットではないのですが、実は2回目の完成なのですw
事の発端は2月16日、待ちに待った大島紬プレミアムサーモジャケットがメーカーから届いた日です。帰宅してワクワクしながら荷物を開けてみると…。
おや・・・??
な、なんだコレは・・・????
袖とバックポケット、それとサイドパネルのグラデーションがオカシイぞ・・・。
おかしいというか全然色が違うじゃねーーか!!!!
すぐさま入稿したデータを確認!!
データでは袖口から紺のグラデーションがかかってて、大島紬の秋名バラ柄が施されています。
出来上がったアイテムは肘から肩にかけて謎の色に!!
データを確認してもグラデーションのマスクは間違いなく紺から透明で設定してあるからこんな配色になるはずがない!
ちょっとこれはイカンでしょーーー!!
遺憾の意を発射しなければならない!!
そくざに現物の写真とデータを添付してメーカーへ確認のメールを飛ばしました。
攻め上がる事火のごとし!!(え
メーカーへの要望として…
①入稿データと違う件の原因究明
②再生産の依頼
この2点。
翌日には担当者から謝罪メールが来ました。さらにその翌日には現状報告としてデータと機器の不具合が発生していたためテストプリントをしている旨の連絡がありました。
原因は、秋名バラ柄のデータが細かいためプリント用のデータに分解した際に非常に重くなり、データを軽くするためPDF出力したことでグラデーションにも不具合が発生していた模様。
これを解消するために以下の2点をメーカーで手を加えて対処。
①データを軽くするためスウォッチ内のパスを減らす
②スウォッチ内の黒のドットが周囲の色に干渉してしまうため黒を排除
②の件はこの秋名バラ柄のデータ、よく見ると白いライン部分が白と黒の格子柄になってて実際の織物のような表現(縦糸と横糸的な)になっているんです。それが主な原因だったのか…。
そしてメーカーよりテストプリントが届きました。
AとBで色合いが違うので問い合わせてみたところ、Aは赤十字の格子柄をそのまま残してプリント。Bは赤十字を赤一色でプリント、との事でした。
イメージに近いのはBなのでそちらで返答。再生産の運びとなりました。
それが3月4日の話。
そして本日(3月26日)無事に再生産品が届きました♪
早速中身を確認!!!
大島紬プレミアムサーモジャケット
「秋名バラ柄」
イメージ通り!いやデータ通りの仕上がりキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
バックポケットもグラデーションOK♪
袖口にはさりげなくロゴ入り。
前面と背面全体には拡大してトーンを落とした秋名バラ柄を配置。
襟の裏側は起毛素材で着心地と温かさを両立。
そしてこのジャージの生地の特徴がこちら!!
※サンボルト社WEBより引用
S-RIDE プレミアム サーモジャケット
秋冬でも快適なライドが楽しめる裏起毛保温ジャケット。
ウェア表面についた水分を水滴にして分散させるDWR(耐久撥水加工)を施し伸縮性に優れたイタリア製の高機能なファブリックを採用、急な雨や雪などの天候変化にも対応します。バタつきを抑えたスリムなシルエットながらも、伸縮性に優れた素材はフィット感を高め快適なライドをサポートします。
ハードなトレーニングからレース前のウォームアップ、寒い時期のロングライドまで幅広く活用でき、アンダーウェアやウィンドブレーカーなどレイヤリング次第では厳冬期のライドまでカバーできる汎用性の高い一着です。
※引用終わり
撥水加工で水分を弾くうえによく伸びます。データ不良品をしばらく通勤で着用してましたけど、裏の起毛もアンダーに引っかからずスムースに袖を通せるし、何より圧倒的な伸縮性で長袖特有の突っ張る感じが全くと言っていいほどありません。
平置きで引っ張ってみましたが…
これだけ伸びますw
海○王になれるかも(違
ホントに着心地抜群です♪
ざっくりと20℃以下であればレイヤー次第で快適に着こなせると思います。
そして問題の品と、再生産で届いた新品を比較してみましょう。
もはや別物ですね。
織物っぽい表現を妥協したのはしょうがない点ではありますが、完成度は高いので満足の仕上がりです!これからの季節は活躍の場は限られるでしょうけど、秋以降は大活躍間違いなしです♪
今回、迅速に対応していただいたサンボルト社の担当者様には本当にお世話になりました!!ありがとうございましたm(_ _)m
ご注文の皆様、大変お待たせしました。
データ不良品と合わせて2着発送しますので、煮るなり焼くなりしてください(笑)
というわけで色々と勉強になった今回のサイクルジャージでした。
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