「準優勝」
・・・というのが一番悔しいと、個人的には思ってます。
あと一歩で届いたはずの栄冠。そしてそれを逃したときに眼前に繰り広げられる勝者の宴。仮に今大会、日本が準優勝だったら、良くやったと喜んでいると思う。現段階では日本がファイナルに来た時点でミラクルだからね。負けても失望なんてあり得ない。
オランダは違う。
決勝戦を見て、こんなに落ち込んだワールドカップは初めてだった。期待と不安が入り交じりながらも決勝まできたオランダには、やはり期待せずにはいられなかった。
2010FIFA World Cup 南アフリカ大会ファイナル
オランダ × スペイン
0-1(延長戦)
70年代、トータルフットボールのクライフを擁し、2大会連続準優勝で世界を席巻したオランダ。あれから32年。三度目となる決勝戦の相手は、奇しくもオランダの英雄クライフの理想を継承するスペイン。
華麗なパスサッカーで自分達のスタイルを貫いて優勝したスペインと、かつての美しいサッカーというアイデンティティーを捨てて勝利に拘ったオランダ。
試合は両チームとも粘り強い守備と、キーパーのファインセーブで非常に引き締まった好ゲーム。ただカードが多くて少々荒れ気味だったけど。
結果は前述の通り。。。
今大会のオランダはこれまでに無いほど冷静で、粘り強く、派手な攻撃も鳴りを潜め、それでも着実に勝利を納めてきた。美しいサッカーはもういい、勝つんだ。結果を残すんだ。と、自らのスタイルを捨ててまで望んだ大会だからこそ、優勝して欲しかった。いや、しなきゃいけんかったんじゃないか。
ましてや相手はスペイン。これで勝てなければ、やっぱりクライフが、、、ってなってしまうから。
結果は負けてしまったけど、今大会はオランダにとって重要なターニングポイントになるのではないだろうか?勝ちに拘る堅実なサッカーを続けるのか、原点回帰で超攻撃的サッカーに戻るのか、弱点のDF陣の整備も含めて、今後のオランダに注目していきたい。
まずはEURO2012!!頑張れオランイェ\(^o^)/
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