2014年7月13日日曜日

オレンジの夢は続く

ワールドカップ2014ブラジル大会。
悲願の初優勝を目指したオランダ代表は準決勝で敗退。夢は次の世代へと引き継がれました。


 前回大会では伝統のスタイルを捨て、堅実なサッカーで決勝まで勝ち上がるも延長でスペインに惜敗。三度目の準優勝で幕を閉じました。続くユーロ2012ではグループリーグで3連敗。
今大会直前には主力2名がケガで離脱し、勝つために超守備的布陣からのカウンターサッカーで迎えた初戦、前回の決勝と同カードとなった因縁の対決はオランダサポーター狂喜乱舞の圧勝!5-1という想像だにしない結果でオランダの快進撃が始まりました。

これが基本布陣の5-3-2(※準々決勝コスタリカ戦)


グループリーグの結果は以下の通り。

① スペイン戦    1-5
② オーストラリア戦 2-3
③ チリ戦      0-2

歴史的なリベンジ劇はこちらで♪




 前回のリベンジを果たしたオランダは続く2戦目、オーストラリアとの壮絶な打ち合いを制し決勝トーナメント進出を決め、3戦目はグループ1位突破を掛けて全勝同士のチリと対戦。苦戦が予想されたが終わってみれば2-0の快勝!!5バックで守ってあとは前線の3人(ロッベン、ファンペルシー、スナイデル)で点獲れよ!ってスタイルがバッチリ決まりましたw

後半ロスタイム、デパイのゴールでダメ押し!(チリ戦)
そして決勝トーナメント初戦は強豪メキシコ!先制を許したオランダはメキシコの巧みな守備の前に攻めあぐねるも試合終了間際に2点連取し逆転勝利!!カウンターを封じられても戦える事を証明して見せた。

逆転のPKを決めたフンテラール!(メキシコ戦)
 準々決勝はコスタリカ。グループリーグでイタリア、イングランドを下して勝ち上がってきた今大会最大のサプライズ。点は入らないけどお互いに良さを出して好ゲームを演出。そしてスコアレスで迎えた延長終了間際、ファンハール監督の采配が光る!延長まで使わなかった残り1枚の交代枠をGKに使ってきた!PK戦を見据えて準備をしてきたという第3GKのクルルを投入!世界中の誰もが「ファッ!!??」となった交代劇は代わったクルルがPKを2本止めるという最高の形で結末を迎えました!

PK専用機(笑)を祝福w(コスタリカ戦)
 準決勝。ここまで勝ち上がった4チームは予想通りのブラジルドイツアルゼンチンそしてオランダ。ディ・マリア不在のアルゼンチン、メッシをいかに止めるかがポイントになった試合はお互いに長所を消しあう厳しい試合に・・・。オランダはメッシにデヨングがマンマーク。そしてDFフラールを中心にほぼ完璧にメッシを抑え込んだが、その一方で攻撃陣はマスチェラーノを中心としたアルゼンチンDF陣に決定的チャンスを作り出せないままスコアレスで延長戦を終了。ここまでに交代枠を使い切っていたオランダはコスタリカ戦のようにクルルを投入できずにPK戦へ。

結果は2-4で敗戦・・・。

正GKのシレッセンがどうこうではなく、アルゼンチンGKロメロの出来が良かった。

PK戦を制し決勝進出のアルゼンチン・・・

ここで初優勝の夢は断たれました。
4年前の悔しさを晴らせぬまま1つ手前で・・・。
日本が負けても湧き上がる事のないこの悔しさと悲しさ・・・。
その日はテンションだだ下がりのまま出勤(笑)

しかしまだ大会は終わっていない!!せめて3位のメダルだけでも持って帰ろうぜ!!3位決定戦の相手はドイツ相手に1-7の歴史的大敗を喫した開催国ブラジルだ!傷口にハバネロを擦り込んでやるわwww

3位決定戦。ファンハール監督がしきりに「必要ない」と言い続けている決定戦。負けたチームは更に悔しい思いをして帰る事になるから・・・と。確かに残酷な試合だな。

 相手はエースを欠き王国の威信を失ったブラジル。オランダにとっては圧倒的アウェイにもかかわらず、開始1分、ファンペルシーのポストプレーから一気にペナルティエリアに侵入したロッベンが倒されてPK奪取!!それをファンペルシーが決めてあっさり先制!調子の上がらないブラジルをしり目に追加点はブリント!右からのクロスのクリアボールをゴール正面で拾ったブリントが冷静に決めて2-0!!

後半からは若手中心のオランダの中盤が活性化!今大会で一番動きが良かったんじゃね??っていうくらい人もボールも良く動いてブラジルゴールに迫る!!

そして迎えた後半ロスタイム。ロッベン→ヤンマート→ワイナルドゥムの完璧な崩しでダメ押しの3点目!!その興奮の中、ファンハール監督の粋な計らいが。

今大会唯一出場していなかった第2GKのフォルムをシレッセンに代えてピッチへ!これでオランダはW杯史上初めて登録選手全員出場という記録を残しました♪



結果はオランダ代表初の3位。

 悔しいけど、前評判も低く、懸念されたDF陣の国際経験の少なさも始まってみればそれを全く感じさせない活躍ぶり!そして今大会が最後になるかもしれない30代アタッカートリオ(ファンペルシー、ロッベン、スナイデル)の大活躍!この3人がいるうちにタイトルが欲しかったけど、中盤を含むDF陣も若手がこれだけの経験が出来た事はオランダ代表の未来に明るい材料となる事でしょう♪

おめでとう!オランイェ!!
さぁ、次はヒディンク体制になるユーロ2016!そしてその先のブリント体制になる2018W杯だ!

※個人的MVPはカイトさんですねw 往年の名プレイヤー、コクーに匹敵するマルチロールっぷりにどんだけ助けられたか!CBとGK以外はすべてのポジションをこなし、圧倒的スタミナで走り回ったカイトは次のW杯も出そうじゃね??www


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